LANforge-ICE/FIRE

LANforge-ICE/FIRE

LANforge-ICE

LANforge-ICE(ランフォージ・アイス)は、~10Gbps Ethernet 上のIPネットワークに、簡単な操作で IPネットワークの双方向に対し、各種障害の挿入を可能とする IPネットワーク擬似装置です。

■特長

LANforge-ICE(ランフォージ・アイス)は、現実のIPネットワークで起こりうるパケットロスやパケットの遅延/ゆらぎ などの障害を ユーザ設定により・容易に、特定IP/MAC アドレス間に発生させることが可能なネットワーク擬似装置です。
Linuxインストールの汎用PCベースの筐体 及び カンデラテクノロジーズ社が提供する 専用Linuxカーネルと LANforgeアプリケーションにより、低価格でありながらハードウェア製品に劣らない障害発生機能とデータレートを誇るコストパフォーマンスに優れた製品です。
パケット損失や遅延によるネットワーク障害や低品質ネットワークの再現、また ビットフリップや特定バイトの強制書き換えにも対応しています。カンデラ社提供の添付ソフトウェアICEcap により実ネットワークの遅延特性を記録し、LANforge-ICE でネットワーク特性の再現も可能。ネットワーク機器の検証からネットワークトータルのシステム特性検証まで幅広く活用することができます。

LANforge-ICE外観
LANforge-ICEを利用したネットワーク構成イメージ
エミュレーション条件設定GUI(双方向)
ネットワーク状態確認GUI
エミュレーション・リンク設定GUI

■設定可能なネットワーク障害項目

  • – 速度制御(シェーピング)
  • – 遅延(レイテンシー)
  • – ゆらぎ(ジッター)
  • – パケットロス(ドロップ、バーストドロップも対応可)
  • – パケット順序誤り(リオーダー)
  • – パケット重複(デュプリケーション)
  • – ビット誤り(ビットフリップ)
  • – バイト書き換え(指定バイトorランダムバイトへの書き換え)

* 遅延挿入等は msec単位、発生頻度設定は N回/百万パケットで定義します。

WANpath 設定機能により、特定IP/MACアドレス間のみに障害を設定することが可能。
Gb Ethernet では、双方向共 900Mbps以上の転送パフォーマンス → 双方向トータルで 1.8Gbps以上(1500Byte長)

[参考構成での実現パフォーマンス]
– 60 Byte長 : 双方向トータル 180 Mbps
– 128 Byte長 : 双方向トータル 240 Mbps
– 512 Byte長 : 双方向トータル 900 Mbps
– 1514 Byte長: 双方向トータル 1.94 Gbps

添付ソフトウェア ICECap を利用して、実環境のネットワーク特性を記録し、LANforge-ICEでネットワーク挙動の動作再現が可能。
VLAN 及びルータ構成に対応し、様々なネットワーク環境で利用できます。

LANforge-Fire

LANforge-Fire(ランフォージ・ファイヤ)は、IPネットワーク上の様々なプロトコルで大量のセッション確立を行ない、ルータ/ファイヤウォールやサーバ等のネットワーク機器のパフォーマンス検証に利用可能なトラフィックジェネレータです。

■特長

LANforge-Fire(ランフォージ・ファイヤ)は、IPネットワーク及び ネットワーク装置/サーバーの各種プロトコル処理能力検証に利用可能な IPトラフィックジェネレータ装置です。
Linuxインストールの汎用PCベースの筐体 及び カンデラテクノロジーズ社が提供する 専用LinuxカーネルとLANforgeアプリケーションにより、UDP・TCP・IGMP・FTP・HTTP/HTTPs・VoIP(SIP/H.323) 等のIPプロトコルで、大量のパケット送信やセッション要求、データダウンロードを実現します。サーバーに対し、簡単な設定で負荷試験が行なえます。 また、SIP端末擬似では様々な呼設定スクリプトを準備しています。音声データを対向装置に送信したり、受信音声データを保存/再生することが可能です。

LANforge-Fire外観
LANforge-Fireを利用したネットワーク機器 検証構成イメージ
LANforge-Fireを利用したネットワーク機器 検証構成イメージ
LANforge-Fireを利用したVoIPネットワーク機器 検証構成イメージ
トラフィック条件設定GUI(双方向)VoIP

UDP,IGMP,TCP,FTP,HTTP/HTTPs,VoIP(SIP/H.323)の Layer3/4プロトコルに対応。

■各プロトコルの負荷能力

  • – 高速化 UDP/IP → 980 Mbps, 81,800 pps, GbEth (1500 Byte MTU)
  • – 通常 UDP/IP → 780 Mbps 双方向, 64K Byte PDUs (1500 Byte MTU)
  • – IGMP マルチキャスト UDP → 500以上のレシーバ
  • – TCP/IP → 850 Mbps 双方向, 64K Byte PDUs (1500 Byte MTU)
  • – FTP → 200Mbps 双方向
  • – HTTP → 980Mbps ダウンロード、13,000(新規port確立時)/ 20,000(port再利用時) 以上のリクエスト/秒、3,000以上の同時接続数
  • – HTTPs → 500Mbps ダウンロード
  • – TELNET
  • – PING
  • – DNS
  • – SMTP
  • – VoIP コールジェネレータ → SIP, RTP, RTCP, PESQ/MOS 140迄の VoIP 確立

I/Fあたりの設定可能な 802.1q VLAN数 = 4,094(MAC-VLAN設定数は無制限)
SIP コールジェネレータは、同時複数呼,連続呼,負荷呼スクリプトを準備し、呼接続時間,呼出時間,呼のインターバル,自動生成 URIs/着番 設定が可能。

シグナリングのみでも動作可能。また、送信データへの音声ファイル(.wav)指定 や 受信データの音声ファイル保存・再生に対応しています。