どうしてあの通信装置の”Shosa”(所作)は完璧なのか?
その答えは、試験機がTDSTか、それ以外か。
TDSTは、3G、4Gから様々な試験システムの設計、開発、販売、導入サポートを18年以上経験した高い技術力と豊富なノウハウを持つ弊社が、設計、開発、販売、導入サポートを行っている純国産の通信装置のShosaTesterです。
TDSTとは– TDSTが選ばれる理由 –
TDSTは、通信機器の試験に必要なあらゆる機能を提供する、日本初の通信装置(Telecom Device)のShosa Testerです。
3GPPなどの仕様準拠のプロトコル検証はもちろん、キャリア様や交換機メーカ様独自のノウハウにもとづいた実設計に即した、”Shosa”(所作)の試験が可能です。
テストケース(*1)を作り込むことで、標準化以外の仕様の検証が可能です。
TDSTの設計思想は、従来の通信装置向けの試験機とは一線を画しており、圧倒的に高い汎用性を誇ります。
国内のキャリア様、交換機メーカ様で、多数の納入実績がございます。キャリア様、交換機メーカ様毎に、それぞれ実現したい “Shosa”(所作)の試験は異なりますが、TDSTはその全てに対応可能です。
※「Shosa Tester」は、アイピーネットフュージョン株式会社の登録商標です。
“Shosa”(所作)とは
実際の商用ネットワーク/通信装置の実装において、3GPPなどの仕様をベースにキャリア様や交換機メーカ様独自のノウハウにもとづいた実設計が反映された振る舞いを”Shosa”(= 所作)と呼称しております。TDSTは、あらゆる”Shosa”の試験項目に対応可能です。
TDSTの主要機能
TDSTは、主に下図の機能群で構成されています。
TDST
試験前
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シーケンスエディタ
テストケースの作成/編集
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データベースエディタ
テストケースに関連する情報(例: 端末情報/局データなど)をデータベースに設定
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コンフィグレーションマネージャ
DUT(被試験機)と接続するのに必要なIPアドレス等、試験環境の設定
IST
TDSTのシーケンスエディタ、データベースエディタを使って弊社が開発したテストケースパッケージ群
試験実行/中
試験実行/中
-
テストログビューワ
過去の試験ログを読み込み/表示
【機能概要】
テストケースの作成/編集
端末情報/局データなどの設定
DUT(被試験機)と接続するのに必要な情報の設定
TDSTのシーケンスエディタ、データベースエディタを使って弊社が開発したテストケースパッケージ群
テストケースの選択/実行
実行中の試験の進捗を表示
過去の試験ログを読み込み/表示
ヘルプドキュメントの表示
その他、連携機能や拡張機能など
あらゆる試験を可能にする豊富な機能、
圧倒的なメリット
シーケンスエディタ
シーケンスエディタは、ユーザがメッセージとテストケースをGUI上で自由に作成/編集することを可能にします。
キャリア様や交換機メーカ様独自の“Shosa”や異常試験など、あらゆる試験項目を実現可能です。
従来の通信機器向けの試験機では到底考えられないような、異次元の柔軟性を発揮します。
データベースエディタ
テストケースに関連する情報をデータベースに設定します。
テストケースにもとづき、データベースに登録されたパラメータ値を参照して動作します。
一例として、端末情報や、接続先/疑似ノード情報の参照先をデータベースに指定します。都度テストケース自体を編集せずとも、試験環境の構成変更に容易に対応することが可能です。
コンフィグレーションマネージャ
TDSTとDUT(被試験機)を接続するのに必要な情報をGUI上で設定します。接続構成が変更となっても、容易に対応が可能です。
テストマネージャ
作成/登録したテストケースをリストから選択して実行します。試験の開始が容易です。
ログレベルの指定や、テストケースの実行タイミングの指定(時間指定 or カウントダウン設定)などが可能です。
テストモニタ / テストログビューワ
テストモニタで、テストマネージャで開始した試験状況をリアルタイムに表示可能です。
テストログビューワでは、過去のログを読み込んで、テストモニタと同様の項目を表示可能です。
試験状態/試験結果の確認が容易です。
【ラダーチャート表示】
ラダーチャート形式でシーケンスを確認可能です。
さらに、各メッセージを選択・ドリルダウンして内容詳細表示が可能です。
【統計情報表示】
試験結果(Success/Failure等)の総計情報表示により、試験結果の把握が容易です。(テストケースにもとづいて試験結果を判断します。)
【UE接続状態表示】
UE毎の接続状態を表示可能です。
日本語によるサポート対応
サポートは、弊社エンジニアが日本語で対応いたします。
Webヘルプは日本語表記です。各設定画面の表示内容や操作方法を、図示や一覧で視覚的にわかりやすく説明しております。不明箇所を容易に確認可能です。
U-Planeユーザデータ機能群
試験用途や環境にあわせて、 最適なU-Planeユーザデータ機能を使用できます。U-Planeユーザデータ機能の実行は、シーケンスエディタ上の設定に従い開始します。
【GTPパススルーモジュール】
U-Planeユーザデータパケットに対してGTPヘッダの付け外し処理を行う機能です。
外部の実アプリケーションサーバを接続して、リアルなトラフィックによるU-Plane導通確認が可能です。
【GTPトラフィックジェネレータ】
ユーザデータパケット(TCP, UDPフォーマット)にGTPヘッダを付けてトラフィックをジェネレートする機能です。
シンプルなシステム構成で、U-Planeトラフィック負荷の生成が容易です。トラフィックジェネレート時は、転送時間などを統計表示可能です。
ボイスハンドリング
VoLTE用 IMS-SIPサーバとして動作する 「IMS-GW Server」と連携し、 音声を使った検証が可能です。
5G SA端末の場合、EPS Fallbackを行います。(3G<->4Gでも同様に、CS Fallbackが可能です。
【ボイスハンドリング接続構成】
パフォーマンスシェアリング
複数台のハードウェア/仮想マシンでパフォーマンス量を分け合って使うことが可能です。複数試験系や複数拠点での使用において、試験リソースを効率的に運用可能です。
※TDST動作サーバとは別にライセンスサーバが必要です。
【パフォーマンスシェアリングを利用したシステム構成例】
RESTful API
外部装置からTDSTに対して、RESTful APIによる試験の実行や終了と言った制御が可能です。